シーオー、ジーオーについて
〇COとGOについて
学校歯科健診用紙にCO、GOにチェツクがあります。
学校歯科医 は多くの児童を一度に診るので、少しでも心配な場合は必ずシーオー(初期虫歯の疑い)、ジオー(歯肉炎)にチェックがされます。
かかりつけ歯科では、なるべく歯を削らずに疑いのある初期虫歯(シーオー)を経過観察している場合があります。ですので、かかりつけ歯科で定期検診を受けた後、特に問題はなくとも学校歯科健診で虫歯等のチェックをもらうことがあります。
学校歯科健診は、定期的な歯科検診をしていない児童に、かかりをつけ歯科にて早期に虫歯や歯肉炎の予防をすることが最大の目的です。
児童期になると大人の歯に順番に生えかわっていきます。乳歯と永久歯が混じった時期(混合歯列期)の生えたての永久歯は虫歯になりやすく、予断を許さないのがこの時期なのです。年四回の虫歯のチェック(3か月ごとのフッ素予防)が必要なのはこのためです。
ジオー(歯肉炎)は、今の子どもたちに非常に多く、これは噛まずに食べる、軟らかいものばかり食べる、鼻で呼吸できない口呼吸の子が多いなどが原因と思われます。
口の中が汚れていて、乾燥すればジオー(歯肉炎)が強くなり、よく噛まなければ唾液の力が発揮されず虫歯(虫歯になりそうなシーオー)のリスクが高くなるのです。
提出が必要な学校歯科健診用紙をもらったから仕方なく歯医者に行く、だけの気持ちでは将来の子どもたちの歯の健康は維持できません。
日本も歯医者にかかるということが、虫歯のないスェーデンやアメリカのように、健康な人が健康を保つ大切な場所と思って頂ければと思います。
■ 他の記事を読む■