骨隆起の問題点
投稿日:2018年10月1日
カテゴリ:入れ歯(義歯)
〇骨隆起
口の中の出来物で硬くコブのような盛り上がりができている場合、それは「骨隆起」と言います。
粘膜に覆われていますので、一見すると腫れているように思えますが、触ってみるとカチカチなのが分かります。
できやすい場所は、下顎の内側(小臼歯付近)、上顎の内側(大臼歯付近)、口蓋(上あごの真ん中)が多くみられます。
原因は不明ですが、歯ぎしりや食いしばりがあり、硬いものをよくかむ人に多く、大人になってからだんだん大きくなっていくようです。
触ってカチカチの骨隆起は、腫瘍や口腔がんとは違うので、基本的に治療の必要はありません。しかし、歯を失った場合の入れ歯作りに障害となったり、口の中が狭くなり、発音や食事の障害になる場合は、外科的に除去しなければなりません。
骨隆起の原因となる歯ぎしりや食いしばりにより、歯周病の進行も助長されますし、歯が摩耗し折れてしまい入れ歯やブリッジになるケースも多々あります。
このようにこの骨隆起に気づかれた方は、早めの歯周病予防と歯ぎしりや食いしばりにによる顎への負担を軽減するマウスピース(保険適応治療)の作製をお勧めしています。
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